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◦◦桐 箱の利点と種類と防虫剤

 

【桐箱】太巻きの桐箱の方が傷まない

 

【桐 箱の利点】桐 材は軽くて丈夫で、保湿・耐火性が高いため、骨董品や高級品を保存

するのによく使われる。また、桐箱は内部の湿度を一定に保ち、

虫を寄せ付けない成分を発しているため、掛軸を保存するのに最適 だといわれる。

 

【桐箱の種類】(桐箱)一重の桐の箱・

 

(二 重箱)桐箱の塗箱「外側の箱の表面に漆塗りなどがしてあるもの」に収納することにより、さらに防湿、防虫効果を高める。

 

(太巻)太巻といわれる桐の芯材を使用してある

軸棒に取り付けて巻くことにより、掛軸をしまう時に自然と

巻きが柔らかくなり、本紙を折れにくくする。

 

【防虫剤】防虫剤はシミ(黒色の点や茶色の点、黒色のシミや茶色のシミなどなど)になるので「入 れない」ほうが良い

 

掛軸用の防虫香とナフタリンなどの防虫剤は一緒には入れてはいけ ない(上記と同様になる可能性もある)

      

✿注意すること✿ 防虫剤に頼らず、年に一度掛軸のホコリ等を払い一週間ぐらい掛け ること

 

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